今回は、台北の湿地に生息する野鳥を観察に行くつもりでしたが、ここは観察路が林に囲まれており、野外を歩いている限り、湿地感はあまり感じません(笑)。数か所観察小屋はありますが、窓にフィルム?が貼られていてじっくり見るには不向きです。それよりも、点々と存在するアートを見ながら歩かれるのが良いでしょう。
台湾国をモチーフとしたアート
そのほか「鳥類生態撮影十大準則」がありましたが、日本でも同じことが言えるので記載しておきますね。
@距離を保つ、A捕獲しない、B驚かさない、C餌を与えない、D鳥類の行動を制限したりしない、E珍しい種の位置を拡散しない、Fドローンを使わない、Gフラッシュライトを使わない、H鳥類の生息地を尊重する、I巣の周りの何かを動かしたり取り除いたりしない。
鳥類生態撮影十大準則
観察路をぐるっと一周し、ネイチャーセンターの前に戻ってきました!と入り口前の広場を見たら巨大な牛2頭がお出迎え!ぎょっとしましたが、とてもおとなしく管理のおじさんと仲良くしていました。何か具体的な役割があるのか分かりませんでしたが、更にのんびり感が出てましたね(笑)。
大きな牛
中に入ってみました!関渡自然公園ネイチャーセンターは、2011年に制定された環境教育法に基づく公園として認定されており、展望台には2名のレンジャーさんが解説を行っているほか、1階にはボランティアスタッフの方々が館内の紹介や多言語対応などをしてくださり、とてもフレンドリーな雰囲気です。加えてミニシアターや体験型の展示やイベントもあり、ハード、ソフトとも充実しています。
湿地の自然や成り立ちに関する展示
実際の湿地の様子は、というと、その多くは特別保護エリアにあるため野鳥が休んでいる池端までの距離が250m程度あり、結構マメツブ(涙)。そのため長さ1mもありそうな巨大な双眼鏡が2台セットされているのですが、前面にガラスがあることもあって眺めはよくありません。週末は解説員が駐在しており、いろいろと教えてくれるらしいのですが、解像度の高い画像を取りたい方にとっては別な観察場所を探した方が良いかもしれませんね。
2階の展望室
1階に戻りました。展示内容は充実しており、一日掛けないとじっくり見ることは難しいと思います。拡張現実を使った展示やジオラマ水槽も細かく作り込まれており、幅広い年齢層にも楽しめる内容となっています。このほかにはカフェや映像シアターも併設されており、毎年?実施されているバードウィークのメイン会場にもなっているそうで、季節の良いときに再訪したいと思います!
ジオラマ水槽
ミュージアムショップも充実しており、帽子やウェア類から本、雑誌、雑貨まで結構な品揃えで、ここにいるだけで1時間は必要でしょう。多言語対応のボランティアスタッフさんも複数おられ、気軽に相談することもできますし、お土産も一緒に選んでくれますよ(笑)。
手工芸品も豊富